ASIAN KUNG-FU FOOTBALL

ASIAN KUNG-FU FOOTBALLが熱い。

ネットもYouTubeも無き遥か昔。オタクであった私は、大抵のプレーは当時集められる限りのビデオをかき集め見まくってきたわけだが、そんな私でも未見のレア映像や、知らなかったマニアックなエピソードも紹介されてて、これ以上絶好の酒のツマミはない。

管理人さんのコメントの節々から選手たちへのリスペクトが感じられていちいち頷いてしまうのに加え、何かとハマりのツボが一致しているのよ。
中学高校と同じような映像体験の洗礼を受けてきた匂いがする。
多分ほぼ同世代の方ではなかろうか。

一人のプレーヤーにフォーカスした回ももちろん良いのだが、昨日見たこのファンタジスタ特集も秀逸であった。

 

バッジョ、デル・ピエロ、トッティといった誰もが知る現代のファンタジスタたちはもちろんなのだが、
かの天才リベラを起点とし、90年代以降もジャンニーニやゾラといったともすれば忘れられがちな名選手にまできちんと目配せされていて抜かりない構成。
特にアントニョーニあたりの映像は恥ずかしながらほぼ初見であった。

そして映像序盤に彼が放つ一言。

サッカーは芸術!

至言である。

そして締めの口上。

戦術面やフィジカルが劇的に変化している今日、
ファンタジスタという存在はいつしか疎まれ、
今や過去のものになりつつあるように思われます。
現代ではポリバレントな能力を持つ選手が重宝され、
己の得意分野に特化して勝負に出るファンタジスタはほぼ見かけません。
(中略)
むろん時計の針を戻すことはできませんが、返す返す過去に押し戻されてしまうのは、
あの頃のファンタジスタたちのプレーがあまりにも素晴らしすぎたからに他ありません。

泣ける!
儚く切なく美しい。
素晴らしすぎるファンタジスタ讃歌、フットボール讃歌や。

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えんたく(Entak)

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