チロが逝く

先週のこと。
前職時代の元同僚二人と飲んだ。

うちW氏は、前職時代にそこで働きながら、某私大の特任教授をやっていた。
もう一人のA氏は6年前に前職を退職後、某地方国立大のテニュア教員になるも、家の都合でこの3月で退職、東京に戻ってきた。
かくいう私自身も一応大学の教員である。
何気にインテリな職場であることよT財団。
(まあ私の場合は肩書きは大学教員とはいえ、職務の内容上、いわゆる研究らしきことはほぼしてないが)

二人それぞれ、前に会ったのは少なくともコロナ禍よりさらに前のことなので、実に5年以上ぶりだ。

元同僚であるからして、当時は毎日のように顔を合わせてたわけで、それがこんなに間を空けて改めて再会するというのは不思議な感覚である。

店はここ
料理も日本酒も美味しかった。80年続く老舗であるそうな。

で。
前職時代、年長の彼らと飲んだ後に毎度立ち寄っていたのが、
W氏が学生時代から世話になっていたという四谷のチロなるスナックで、
当然この日も行くものと覚悟を決めていたのだが、その場で調べたところつい2ヵ月前に57年の歴史に終止符を打って閉店したという。

何年も足を運んでおらず、不義理を働いてたのでエラそうなこと言えた立場ではないのだが、にしても残念である。

このお店、通りに面した正門ではなく、建物と建物の隙間の小路を縫うように入った脇の通用口らしき扉から入店する。入口からして難易度高い(笑)
代名詞は、数百本のキープボトルが納められているという壁一面のボトルロッカーである。
この中に、何百本目かのW氏署名入りのボトルもあったはずだ。

職場があった新宿での飲み終わりにタクシーでさくっと、よく通ったものであった。

ママさん、ご挨拶もできず失礼しましたが、長きにわたってお疲れさまでした。

玉袋氏、沁みるねえ。

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えんたく(Entak)

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