認印のはなし

来年からの長女の小学校入学に関わる郵便局口座引き落としの手続きで、印鑑が必要となった。が、私は今や認印なるものを持っていなかった。シャチハタは不可なのである。

ちょうど子たちにインフルエンザの予防接種を受けさせる必要があったので先週平日の午後、早めに保育園へ迎えに行き、接種後に認印を買うことにした。
確か百均に印鑑コーナーがあった気がする。

電動自転車の前と後ろに二人の子どもを乗せ、寒空と強風の下、周辺の百均を三軒ハシゴすること約一時間。が、どこも印鑑コーナーは存在するが、我が苗字のものはなかった。
最終的に、その目と鼻の先にある、というか百均行脚の間に目の前を通過もしていたホームセンターに置いてあることが判明し、事なきをえた。のだが。

「認印を買う」という些末な目的だけのために、電動自転車を漕ぎ漕ぎ彷徨うこと一時間。
実に無為である。
しかしその間、他にやることがないということもあって、ほんとどうでもいい他愛もない取り留めもないことを子どもたちとうだうだうだうだエンドレスに話し続けてたことが、かけがえのない満ち足りた時間として冬の体感と一緒に残ってる。

認印税込100円。
時間プライスレス笑

こうした記憶の断片は、ともするとすぐに消えてなくなるので、ここに残しておくのである。

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えんたく(Entak)

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