土曜日。待ちに待ったお休みでわがままモードな息子ちゃんを泣く泣く振り切り、朝から晩まで某スタジオにこもっている。すまんよK。
俳優や演奏者や収録スタッフがあくせく動き続ける中、私は一番後ろでこうしてふんぞり返っているのだが、その実、お役目は雑用係なのである。
建物が施錠されてて中に入れない人がいたら迎えに行き、
荷物が届いたら搬入し、
適宜様子を写真に収め、
必要に応じて楽譜を印刷し、
謝金書類を配布し回収し、、、
と、誰かしらがが必ずやらなければならないという意味では不可欠な役回りなのだが、一番誰でもできるっちゃできることではある。
で、それらの事象がいつ勃発するかは分からないが、どこかのタイミングで起こるのは確実なことであるので、何はともあれ常にそこに存在していること、が最も重要な役割となる。
大部分を占める空白の時間に何をしようが自由っちゃ自由なのだが、傍ではおもろいやり取りがリアルタイムで進行しているわけで、そちらに片耳を立てつつ、残りの片手間で内職進めつつ。
というわけでこの数時間で先日来溜まっていた業務メールをあらかた返し終え、かつこうして駄文を連ねているわけなのだ。
喧騒と静寂が同居する独特の時間である。
だらけ切るわけにはもちろんいかず、かといって超絶集中を要するわけでもなく。ある種醒めた目で現場を見つめている。
お手軽に、インスタントに、大抵のものがそこそこのレベルで作れてしまう今の世にあって、わずか数分のコンテンツのためにこの手間暇のかけ具合よ。
何より、自分にはこれまでの人生で無縁であるゴツい音響機材を流暢に使いこなすエンジニアの皆さんの素晴らしい能力っぷりに改めて畏敬の念を覚えるのであった。
まずは8の字巻きから(笑)
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