ワンダフルライフとゴーストスープ

是枝監督の『ワンダフルライフ』を再見した。 例によってリベルダーヂで買ってたのである。 「あなたの大切な思い出を一つだけ選んでください」 そこで選び再現された一番大切な記憶とともに、人は天国へと旅立っていく、らしい。 いやー、やっぱいい映画ですね。 こういう静謐で世界観のある映画が好きだ。 そして改めて見て私は、一本の作品を思い出した。 岩井俊二の『ゴーストスープ』である。(←ていうかすごい。日本の作品やのにWikiったら日本語版はなくて英語版だけあった) こちらもテーマは、死者の交感と旅立ちの物語だ。 映画じゃなくテレビドラマだし、まだ彼がブレークする前だし、尺も短いし作りもチープだしで(ってボロカスやな)、多分全然メジャーな作品じゃないと思うけど、これもめちゃいい短編なのよ。 http://www.dailymotion.com/video/xto1gw_%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97-ghost-soup-trailer-1992-iwai-shunji_shortfilms 鈴木蘭々、若い!! こういう作品たちのよくないところは、優れた作品であればあるほど、見終わった後にほっこりしちゃって刹那の幸福感で満たされてしまって、俗世に散らかりまくってる身の周りの出来事が、もうどうでもよく感じられちゃうことだ(笑) これはあきまへん。 帰国を間近に控え、山ほどある提出書類とか手続きとか荷造りとか新居探しとか引っ越しとか…。ああ考えるだけで頭痛くなってきた。 にしても雨多いな毎日。いつまで雨季やねん。 いくらアマゾンといえ、もう5月やぞ!!!  

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2015年5月7日

『Nのために』にハマる

『Nのために』なるドラマを見たぞ。 全10話、3日間で。 1月にサンパウロ行ったとき大量の映画DVDとともに、この連ドラも大人買いしていたのである。にしても2014年10月~12月までのドラマで、翌1月にはもうDVDがコンプリートされてるなんて、大した機動力だな。Amazon調べてみたら、オフィシャルのDVDが発売されてたのはつい先日の3月25日だったのに。 おそるべしリベルダーヂ。 連ドラを通して見たのは昨年の『あまちゃん』以来だ。 友人Sに勧められ買ってはみたものの、ほんまにおもろいんかいや、と半信半疑だったのだが、いい意味で期待を裏切られてしまったぞ。見事に「Nロス」になってしまった。 現実的には無茶やなって設定とか展開もあるにはある。 例えば。 N作戦ってのが出てくるんだけど、野バラ荘ってボロアパートを救うために野口夫妻とお近づきになるってのが最初。んで旦那の野口貴弘から嫁の奈央子を奪い去るのがN作戦Ⅱ。このドラマの肝とも言えるこの2つの作戦が、いずれも杜撰すぎる。んなアホな!連発である(笑) ドラマの冒頭で、希美(榮倉奈々)の親父(光石研)が愛人連れて来て、家族が豪邸追い出されるんだけど、そんな下世話なスキャンダル起こしときながら、それ以後も親父の会社が何事もなかったかのようにうまく回ってるのが不思議だ。少なくともドラマで描かれてるようなあんな小さな島のコミュニティであれば、あんなこと仕出かしたらもう噂が噂呼んで島中から白い目で見られ、まともにビジネスどころじゃなくなると思うのだが。特に信頼が必要な建築業だし。それともあの親父、よほど天才的なビジネスマンなのだろうか。 大学で英文科だったはずの希美が、卒業後数年で、友人と一緒に設計事務所を立ち上げてるってのも不可解だ。しかもやたらいいとこ住んでるし、それなりに稼いでたであろうことも窺える。そんな優秀だっけ希美って。少なくとも高校時代の彼女はそのように描かれていない。慎司にも将棋負けっぱなしだし。 仮に百歩譲って努力の末に何とか事務所を立ち上げたのはいいとしても、理由も告げずにあっさりそこを辞めるのも不自然だ。一緒に起業した仲間ともなれば、ともすれば学生時代の友人たちより深くいろんな苦楽をともに味わったはずなのだ。ちょっとパートナーを舐めてやしないか!?身勝手すぎるぞ希美! 後半から野口貴弘ことチュートリアル徳井の役柄が狂気じみてくるんだけど、彼の演技がチュートリアルの漫才ネタにしか見えません(笑) M1で優勝したのもあんな感じのテンションだったしな。いやむしろそれを見越しての抜擢だったのだろうか。 https://www.youtube.com/watch?v=acRI9OMTZNo   原作読んでないけど、小説ではそういうとこももうちょいナチュラルに描かれてるのかね。 それはともあれ、多少無理のある展開を、何とか最小限に抑えようという脚本家の工夫は随所に見られたし、現在・大学時代・高校時代と3つの時間を頻繁に行き来しながら、徐々に徐々に謎を明かしてく手法も見事だと思った。これは10回の連ドラだからできることで、2時間尺の映画でやられたらせわしなく感じるだろうしな。まさに連ドラならではの醍醐味だ。 これで『あまちゃん』『Nのために』と見た連ドラ、続けて当たりだ。 これは私の選球眼が良いせいなのだろうか、それとも単に自分が無知なだけで、今日本の連ドラっておしなべてこんなレベル高いんだろうか。やりよる連ドラ。 いやー、にしても最後、奈央子(小西真奈美)が、自らを救出しようと(勘違い)していた西崎(小出恵介)に放った一言にはぶったまげましたね。 未見の方はぜひ。

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2015年4月14日

カズはすごい。ほんますごい。

ご存じ三浦知良選手がJ2ジュビロ磐田戦においてゴールを決め、自らの持つJリーグ最年長ゴール記録を更新した。 この人はほんますごいな。 48歳1ヵ月10日でのゴール。 仮に10歳若い38だったとしても「大ベテラン」と言われるであろうサッカー界において、40をとうに越え、今や50近くになっても未だアスリートとして結果を残すとは、並じゃない。超人でしょほんま。 私の見るところ、カズの選手としてのピークは、ブラジルのコリチーバからサントス、帰国後はJリーグ開幕前の読売クラブ、そして開幕最初期のヴェルディ時代までだ(具体的には89年~93年くらい)。 ああ懐かしのオフトジャパン、92年のアジアカップ決勝@広島ビッグアーチ。 https://www.youtube.com/watch?v=urYJmKkXbeU   当時広島に住んでた私はこの歓喜の瞬間を、サッカー部の友人たちとまさにこのスタジアムで迎えたのだった。振り返ってみれば、この頃が当時成長著しかった日本代表、そしてカズにとっても最高の時期だったのではないだろうか。 それ以降は、セリエA仕様に合わせるためなのか(彼は94年ジェノアに移籍し、アジア人初のイタリア・セリエAプレーヤーとなった)、ウェイトでヘンに筋肉付けすぎちゃって、見るからに堅くて重々しいプレーになってしまった。走るたびにドシッ、ドシッって鈍い足音が聞こえてくるくらいに。 ブラジル時代のプレーも決して柔らかいとは思えないけど、それでも余計な筋肉がない分、軽やかなステップには目を見張るものがあったのだ。世界で伍して戦うには致し方のない選択だったのかもしれないけど、もうちょっとマシな方策もあるはずで、個人的にはカズのこの「肉体改造」は誤りだったと思っている。 https://www.youtube.com/watch?v=D96C6A_aCSU   https://www.youtube.com/watch?v=ZY_j--iOMbU   なので、失礼を承知で率直に言ってしまうと彼のピークは20年前に過ぎてるし、今さら全盛期のキレキレの動きが戻ることはないし、残念ながらもう日本代表に選ばれることも、子供の頃からの夢であったW杯に出場することも叶わないだろう(ファンとしては、やはり98年フランス大会には出てほしかったけど)。 が、たとえかつてのピークからは衰えたとしても、常に心身をコントロールし、自らにとっての最高値を30年にわたって維持し、かつ結果も残すって、もうその時点で驚異的でしょ。 本人は年齢とか関係無く、プロフェッショナルとして誇りをもってやってるはずで、こんなことで周りから取り上げられるのはあまり本意じゃないだろうけど、それでもやはり最大限の敬意を払わずにはいられません。 特に、浮気性でいろんなことにすぐ目移りしちゃう私だからこそ、このカズさんの一つの事に真摯に向き合う続ける姿勢というのがより一層眩しく見える(笑) カッコ良すぎるぞカズ! うむ。カズを観にスタジアム行くのも、帰国後やることリストに加えておこう。

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2015年4月7日

三ヵ月後の今頃にはぼくは

2月に、ブラジルに来て二度目の誕生日を迎えた。 今さら誕生日なんて嬉しくもなんともないんだけどさ、前後を含めた数日、各所から何か過分なほどに祝ってもらっちゃって、それはそれは悦しい時間を過ごしたのだった。 で、翌3月は3月で親しい友人たちの誕生日がごっそり固まってて、ほんと毎週パーティーがあった。 飯食って、歌歌って、ケーキ食ってシャンパン飲んで…と、やるこた毎度ほとんど一緒。 でもそれぞれの人にとって例外なく一年に一度限りのイベントである誕生日、ここブラジルでは(他の多くの国々と同様)日本よりはるかに大きな意味を持っていて、同じメニューが毎週続いたとしても飽きもせず、繰り返し繰り返しフェスタは催されるのだ。 何というか、温かく幸せな瞬間たちでしたね。 で、こういうのが続けば続くほど久しぶりにセンチメンタルな気分も募ってしまったわけよ。 毎度の甘ったるーいケーキとガラナをほうばりながら考えた。 来年の誕生日を迎える頃にはぼくはもうここにいない。 いやそれどころかもう三ヵ月後の今頃にはぼくは、日本に帰国する機中にいる。 今から三ヵ月前といえば、ちょうど年末の旅行でパラグアイを巡ってた頃だ。 そこから今までと同じ期間をもう一度過ごしたら、もうブラジルでの生活は終わってしまうということか。 って、ほんますぐじゃん!!!(T T) かつて梶井基次郎は記した。 こんなに美しいときが、なぜこんなに短いのだろう(『冬の日』) うーん、さすが梶井ちゃん、ええこと言いよる。 (ちなみに切なすぎるこの短編は青空文庫でタダで読める) 俵万智は詠んだ。 一年は短いけれど一日は長いと思っている誕生日(『サラダ記念日』) ああそうだそうだ。良くも悪くもほんとそうだ。 三ヵ月後の機中でロングバケーションの終焉を迎えるぼくは、 8月31日の小学生みたい(赤名リカ@『東京ラブストーリー』) なのを、さらに100倍くらい陰鬱にした感じに仕上がってることであろう(笑) まあせめてそれがちょっとでも軽減されるよう、帰国までの日々、ブラジルを味わい尽くしましょうね。 (いや、そんなことしたらしたで逆効果かな) ちなみに今日3月29日は、ルイキとアルベルトの誕生日でした。 偶然にも、ぼくがこっち来て一番世話になってるこの二人の若者は同じ誕生日なのです。 いつもあざす。そして二人の一年に幸あれかし。

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2015年3月29日

米朝師さようなら

米朝師が逝った。 もちろん残念なことではあるけれど89歳、大往生ではないか。 ざこばによると、上手な、キレイな最期であったという。何よりである。 自ら寄席に通うほど落語が好きになったのは東京に住んでからのことなので、個人的には上方落語より江戸落語のほうが馴染み深い。 多分、分量にしたら上方落語の100倍は聴いてると思う。 とはいえ元々出自が関西である私、上方落語と、その総帥たる米朝師へのリスペクトは忘れてないつもりだ。神戸に住んでた子どもの頃は、テレビや親の持ってたCDなどで、よく聴いてたものだ。 米朝師、何より尊敬に値するのが、歴史に学ぶその姿勢だ。 今じゃちょっと想像できないけど、戦後上方落語は喜劇や漫才に押され風前の灯。 そんな中にあってその再興に尽力するとともに、多くの師匠方のもとに通い、すでに演じられなくなっていたいくつもの古典を発掘、現代に蘇えらせたのが米朝師だったのだ。(完全にネット情報からの受け売りだけど・笑) 愛弟子でありライバルでもあった枝雀師の芸が鬼気迫るほど熱気に満ちたド迫力の高座であるのに対し、米朝師のそれは何というかもう、流麗!めっちゃエレガント!!って感じなのだ。 私が稽古してる合気道で喩えていうなら、 米朝師が植芝盛平(合気道開祖)、 枝雀師が塩田剛三(養神館館長)。 何となくそんなイメージで捉えてんだよね。ちょっと違うか。 とまれ枝雀、志ん朝、談志そして米朝と、落語界は東西ともに大看板を皆失いましたね。 辛うじてあと存命なのは小三治師くらいでしょう。 帰国したら聴きに行きましょうね。 まだ帰国したくないけど、それは不可避な事柄のようなので、せめてそれを帰国後の楽しみの一つにしよう(笑)

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2015年3月22日

五年目

そのときのことはまだ鮮明に覚えている。 翌月に控えたフィリピン出張について伊藤道雄さんと、彼の率いるACC21のオフィスで打ち合わせをしていたのだった。 ソッコーでオフィスの外に出たら、目の前の高層ビルがぐわんぐわん揺れていた。 一緒に打ち合わせをしていた同僚がそこから徒歩圏に住んでいて、その日は彼女の家に泊めてもらった。 本来の職場である都心のビルの37Fにいた他の大多数の同僚たちは帰宅難民となって、オフィスで夜を明かしたという。 それから二年、仕事として震災支援に携わって何度も岩手と宮城と福島に行って、その後の二年はブラジルだ。 被災地で出会った人びとは今どうしているのだろうか。 一年前と同じことを考えている。 気づけばもうすぐ帰国。

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2015年3月11日

旅の本筋とは関係ない話 その4(リオデジャネイロ)

リオデジャネイロはとっても良かった。 サンパウロ、クイアバ、カンポグランジ、パンタナウ、ボニート、クリチバ、イグアス、サントス、マナウス、ブラジリア、ポルトアレグレ、グラマード、フロリアノポリス、レシフェ、オリンダ、サルバドール、ベロオリゾンチ、オーロプレット、そして普段住んでるポルトヴェーリョと、思い返すにこの一年半で結構いろいろな街を訪れたものである。 でも、中でもリオは歩きがいがあるのだよ。 さすが、『地球の歩き方』ブラジル編でも最初に紹介されてるだけはある(笑) どうにかして近い将来住めないものか。 今回の滞在期間は5日間。 この間、ブラジルが世界に誇る魅惑の海岸群や、 奇岩ポン・ジ・アスーカルや、 フットボーラーの聖地マラカナンや、 その他教会や修道院やカテドラルや宮殿や公園や階段や劇場や博物館や美術館などなど、 目ぼしいとこはしらみつぶしに訪れた。 って、これだとただの自慢にしかなりませんね。 がしかし。 唯一肝心なところでしくじっちゃったのであるよ。 そう、紛うことなきリオのシンボル、コルコバードの丘! せっかくの絶景のはずが、、、 (↑ Wikipediaさんより) 何やこれ!超曇天で全然見えへんぞ!! キリストさんも下の景色も(T T) その上、人、人、人。ちょっとでも雲間からキリストさんが見えたらここぞとばかりにセルフィーしようとみんな場所を陣取りまくる。 (ほんとこちらの人たちはセルフィーが大好きだ。) でも結局、雲が途切れる瞬間はほとんど訪れなくて、下山しようとする人全然いないから、さらに人は溜まる一方。まあ、間違いなく私もその一員だったわけだが。 まともに身動きとれず。 これは、この5日間効率的なプランを重視し、ここへの訪問を最終日に取っておいた私に全て責任がある。 何を差し置いてでも、ここは初日に行くべきであった。 そしたらその日曇天でも人多くても、これを反省として活かし、また別の日に行くオプションも検討できたのだ。 ああ残念すぎる。それ以外は最高だったのに。 画竜点睛を欠くとはまさにこのことだ。 というわけで、今後リオのコルコバードの丘を訪れる予定の方。 一日だけを狙い打ち、というリスキーなスケジューリングは控え、余裕をもった日程を組んだ上で、 できるだけ早起きして朝一で!(昼になると像が逆光になる上、人多すぎてどうしようもなくなる) かつ晴天の日に!!(曇天や雨天だと、何も見えずに魅力半減どころか1/100減である) 行かれることを切にお勧めする。 Boa Viagem na Cidade Maravilhosa!!! Photos: 2014/15 VIAGEM-7 / Rio de Janeiro 2014/15 VIAGEM-8 (fim) / Manaus

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2015年2月20日

旅の本筋とは関係ない話 その3(マチュピチュ)

今回旅のハイライトはマチュピチュであった。 同じく観光地でも、リオはしばらく住みたいと思った。 マチュピチュは別に住みたいとは思わない。 がっつり一回行けば充分かなと。でも逆に言えば、一回は見といて損はないで。ほんま。 運も良かった。 マチュピチュには3泊して、遺跡には2日行った。 1日目は見事に晴天。隣に聳えるワイナピチュから見下ろす遺跡群は絶景であった。 2日目はしっとりと雨。それはそれで見応えあった。 両方の表情が見られて大満足だ。 でもこれは結果論であって、もしスケジュールがもっとタイトで、2日目の雨天しか経験できてなかったとしたら大いに不満が残ったに違いない。 やはりまずは晴れのマチュピチュを経験するに越したことはない。 というわけで、マチュピチュを訪れるなら最低2~3日、余裕をもって行くことをお勧めする。 で、今回の本題はそんなことじゃなくて、マチュピチュに関するもう一つのポイント。 すでに有名な話らしいけど(って、私は予備知識なしに行ったんで知りませんでした)、 マチュピチュには温泉が存在するのである!!!! 日本を出国すること一年半。 ブラジルでは湯船につかるという習慣が皆無なので、まさに一年半ぶりのお風呂を満喫したぞ! 日本人の感覚からすると結構ぬるめなのだけど、それでもお風呂であることに変わりなし。 まさに天国であった。思わず2時間くらい居座っちゃったよ。 にしてもよ。 行ってみると、観光客はもちろん地元の人と思しき客も結構いて賑わってるわけ。 やっぱみんなこれが気持ちいいと感じるし、間違いなく大好きなのだ。 でもなんでそこから、シャワーだけじゃなく湯船も家やホテルにも取りつけようって話になんないのかね。 一番手っ取り早くて最上な癒しだと思うんだけどなあ。不可解や。外でみんなで浸かる、ってことに意義があるんかしら。 世界に広めようお風呂文化。 Photos: 2014/15 VIAGEM-5 / Cuzco 2014/15 VIAGEM-6 / Machu Picchu, Huayna Picchu  

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2015年2月14日

旅の本筋とは関係ない話 その2(デングと落語)

そういえば前回、旅で遭遇したアクシデントの中で、一番どデカい出来事を挙げるの忘れていた。 出発早々にノルデスチで、日本でも猛威を振るったというデングに罹っちゃったのである! やられたのはレシフェ、発症はサルバドール。 確かにレシフェではやたら蚊にかまれるなあとは思っていたのだ。 でもブラジルだし、ここポルトヴェーリョでもいつもかまれてるし、大したことないだろと思ってタカをくくってたのだ。 甘かったね。 レシフェからの移動中からだんだん体調崩し、サルバドール着く頃にはすでに瀕死の状態。 普通の風邪とか、あとちょっとしんどいインフルエンザでもまあ2~3日寝てりゃだいたい治るじゃない? デングは違う。 全身だるだる感、頭痛、関節痛、(途中から)発熱、(おれの場合は上半身のみ)発疹、、、この耐え難き苦痛がなんと一週間以上続くのだ!! もう途中から、この苦しみから解放されるなら死んでもいいかな、てかほんま死にたい、と半分本気で思えてしまう驚愕の破壊力よ。 朝眠りから目覚めたときに、まだ治ってないと悟ったときのあの絶望感ったらないね。 今日も一日、この苦痛とともにあらねばならんのか、という。 おかげで、楽しみにしてたサルバドール、ベロオリゾンチ、オーロプレットあたりは半分くらいしか満喫できてない。まあ、死にかけながらも意地で街中は歩き倒したけどね。 で、ここからが今回の本筋とは関係ない話の本題なんだけど(ややこしいな)、いくら街中見て回っても、あの体調じゃ無理あるんで、不本意ながらどうしてもホテルの部屋に籠る時間も多くなる。 かといってずっと寝てるのも限界あるし、せっかくいろいろ本持参してたんだけど読む気力も起こらんし。 そんなとき、改めて落語はええのう、ということを言いたいのだ。 YouTube流しっぱなしにしといて、適当に笑い転げときゃいいんだからいやほんと、こんなお手軽気楽な暇つぶしほかにないよ。 いろいろ寄り道もしたけど、最近はベタに志ん朝、市馬、喬太郎、一之輔あたりのヘヴィローテーションに落ち着いている。 中でも志ん朝はほんま抜群にスゴいな。どれ聴いても外れなし。 https://www.youtube.com/watch?v=pZbp9T0WaMA&feature=emb_logo そして折しも私がデングになりかけてたそのさ中、数年来一之輔のプチ追っかけをしているかつての同僚KIからこんな動画が送られてきた。 https://www.youtube.com/watch?v=Zqu-g1SZMaU&feature=emb_logo おおお。まさかのユニクロCMとは! 二つ目時代から落語界期待のホープであった春風亭一之輔師。 かつて海外に赴任する友人へ、日本土産にと師のCDをプレゼントしたのも良い思い出である。 当時はちょっと知る人ぞ知る感じが我ながら渋いとこ突いたチョイスやんと悦に入ってたんだけど、真打ち昇進後2年余りにしてはやお茶の間の誰もが知る存在となるか。 これで一之輔師は、人間国宝にまでなっちゃった米朝師や小三治師は除くとしても、 存命の中で最も一般に知られた噺家に駆け上がっちゃったことであろう。(あ、あと笑点メンバーも除く。笑) 最近のテレビの影響力は知んないけど。 無駄に複雑な気分である(笑) 私も、いつまでもこうしてくすぶってるわけにはまいりません。 Photos: 2014/15 VIAGEM-3 / Belo Horizonte, Ouro Preto (e São Paulo) 2014/15 VIAGEM-4 / Encarnación, Asunción

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2015年1月28日

旅の本筋とは関係ない話 その1(Booking.com)

遅ればせながら明けましておめでとうございます。 35日間の楽しい楽しい旅行を終え、我が街ポルトヴェーリョに戻ってまいりました。 途中、悪天候でフライトがまさかのキャンセルになって某都市で一泊足止め喰らったり、ネットで予約したはずの航空券が取れてなくてその場でバカ高な正規料金払う羽目になったり(損失額約5万円)、雨の中でも調子こいてカメラぱしゃぱしゃ撮りまくってたらさすがにぶっ壊れちゃったり(二日後不死鳥のごとく復活。Panasonicやりよる)。いくつかのアクシデントはあったものの、まあこうして無事に帰ってこられたのが我ながら何よりや。 ブラジル国内でいえばノルデスチやリオデジャネイロ、国外では人生最初で最後の訪問になるやもしれんパラグアイ、お待ちかねのマチュピチュなどなど、愉快なネタはてんこ盛りなのだけど、まあそういうプチ自慢みたいなことは置いといて、ここでは旅の本筋とは関係ない話を何度かに分けてしたいと思う。今日はその1である。 まずもって私は大いに強調したい。 Booking.comは使える!!! (決して回し者ではありません) 前々回も前回も今回も宿泊は、友人宅に泊まらせてもらったり友人に取ってもらったりした所以外、Booking.comのお世話になってる。 基本前日までキャンセル料取られないみたいだし、何かと使い勝手良いのよ。ざっと立地と値段で選んだ候補の中から、適当に雰囲気でさらに絞って、あとは高評価なとこをさくさく決めてくのだ。 特に今回、泊まったホテルでただの一つも外れはなかったなー。どころか、ことごとく大正解だった。 考えてみれば、レストランガイドである食●ログとかぐ●なびとかだと、味覚ってそもそも主観的な部分もあるし、何かの気まぐれで材料とか手間とかケチればダイレクトにクオリティに跳ね返ってくるから、いざ行ってもその評価ってあんま当てになんないことも多い。その点ホテルって、基本的に立地と設備とホスピタリティでほぼ全てみたいなとこあるから、ここに載ってる評価ってかなり信憑性高いと思うんだよね。ってか、その正しさを改めて実感したのだ。 逆に言えば、同じような価格帯で評価が異なるホテルが複数あれば、みすみす低評価のとこ選ぶ人もそんないないだろうから、そういうとこって大変なんだろなーといらん心配してしまうよ。 こんなサイトがないときは、ホテルの当たり外れも運次第で、それが旅行の一つの楽しみでもあった気もするのだが。とはいえ今さら後戻りもできんしな。 ないものねだりは恐ろしい。ではまた。 サルバドールはここ 、とっても良かったですよ♪ Photos: 2014/15 VIAGEM-1 / Recife, Olinda 2014/15 VIAGEM-2 / Salvador

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2015年1月23日

忘年会たち

12月12日(金) UNIR(ロンドニア州立大学)合気道部にて稽古納め。 三教のポーズ(みんなできてないけど) からの打上げ。ただし酒ぬき(ToT) うーん健康的。 12月13日(土) 飲み友達とポルトヴェーリョでの飲み納め、 セントロの飲み屋で朝5時まで。 (酔っ払って途中から写真撮るの忘れた) 12月14日(日) そして年内最後の公式イベントであります。 Confraternização兼ニッケイ20周年おめでとう記念パーティー。 良き一年でした。 そして良いお年を。 それでは私は明日出立いたします。ごきげんよう。

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2014年12月15日

仕事の終りとラテンアメリカ・ワンダーランド

嬉しい。ついにこのときがやってきたよ夏休み。 つい先日、ポルトヴェーリョという小さな世界での平凡で平穏な日常が最高だ、みたいなこと書いた記憶があって、もちろんそれは嘘じゃなくて実際ここでの日常は楽しく愉快な日々なのだけど、やはり半年に一度訪れるヴァカンス(に伴う旅行)は、それに輪をかけて楽しみであるということもまた否定しえない事実であろう(笑) 正直に告白せねばならない。待ち焦がれたぞよ。 思えば一年前は、ブラジル国内からアルゼンチン、チリを経て太平洋を船で南下し、パタゴニアまで行ってきたのだった。 半年前はW杯の只中で、試合を観戦しつつ国内各地を巡ったのだった。 今年は、まずはブラジル魅惑のNordeste(ノルデスチ、北東部)、次いでパラグアイ、そしてペルーを捲ってくるのだ。待っとけマチュピチュ。うん、我ながらベタやな。 てか行き先改めてプロットしてみると、我がポルトヴェーリョって、同じブラジル国内のどの観光地行くより、隣国のボリビアとかペルーの世界遺産級の各都市のほうがはるかに近いんだよな。 かといって直行便ないから遠回りせざるをえず。 なんか、すげー交通費がもったいない気がしてきた(笑) 12月の第一週で年内の仕事はだいたい終わったのだけど、なんだかんだで15日まではここに残らなければいけなくなって、結局16日がっつりお支度、17日出発と相成った。 戻りは1月下旬の予定。 今週用事をもろもろ片づけて行ってまいりますです。

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2014年12月8日

ファンタジアの夕暮れ

今月初め、親に本やチキンラーメンやお好み焼き粉などと一緒に送るようお願いしていたアンチョビソースが無事届いた。 SAL便なのに届くまで2ヵ月超。さすがは地球の真反対にして陸の孤島ポルトヴェーリョであることよ。 そして先週、日頃こちらで世話になってるMおばさんから乾燥しいたけをもらった。 ここではしいたけなんて普通のスーパーには売ってないし、たまに中華系のメルカド(市場)とかで見かけるけど、どこもボッタクリ級の高さなんで今までスルーしてたのだ。 もらった瞬間、おれは狂喜乱舞したね。 そう、アンチョビにしいたけがあれば、ファンタジア完全版がここでも作れるやないか!!! ファンタジアとは、まだ日本にいる頃、酒や二郎とならび、おれの三大肥満要因の一つとまで謳われた(って、おれが一人で言ってるだけだけど)、新宿あるでん亭至高の一品なのである! ちなみにレシピはこちら。 それ以外の材料はここでも手に入るんで、これまでは食いたくなったらツナ缶にトマトやありあわせの野菜でファンタジアもどきでごまかしていたのだ。が、今回は違うぞ! 濃い味の好きな私、アンチョビやオリーブオイルやニンニクは多めに。 ここぞとばかりに、しいたけもがっつり入れてやったぜ! カスタマイズの自由が利くというのも自作の良さですな。 この旨さ、まじやばいわ。 もしかして本家を超えたのではなかろうか。 やはり海外に長くいると、食について以上にサウダーヂを感じることはありませんね。 為参考。 イタリア人も絶賛!あるでん亭のパスタがスゴイ! 【魅惑のグルメ】アリタリア航空のクルー直伝パスタが食べられる人気店! イタリア人も多数来店 / あるでん亭

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2014年11月26日

A Vida Cotidiana

先月末、所用でサンパウロに4日ほど滞在した。 7月に友人宅やW杯巡りで、3週間ほどブラジルのいくつかの場所をぶらぶらしてポルトヴェーリョに戻ってきたとき、またしばらくこの街から出ることはないんだろうなあと漠然と思ったんだけど、実際ものの見事にこの3ヵ月あまり、ここポルトヴェーリョから一度たりとも離れることはなかったのだ。 久しぶりの遠出だったし、サンパウロにいる間は楽しくて気分転換にもなったのだけど、まず移動が夜便の上、接続悪くて乗り継ぎのブラジリアで何時間も待たなきゃいけなくて、しかも今夏時間でポルトヴェーリョとサンパウロは時差が微妙に2時間あって、それが行きと帰りで短期間の間に2度あったもんだから、睡眠のリズムとかぐちゃぐちゃになっちゃって、結局帰って1週間くらいはぼけーっとしてた気がする。夜便かつ時差をおしてわざわざサンパウロまで行くなら、せめて1週間くらいの滞在期間はほしいもんだよ。老体に応える(笑) でも、一歩もこの街を出ることのなかったこの3ヵ月も、ようやく時差ボケ直って部屋片付けたり洗濯したり映画見たり野球したりサッカーしたり合気道したり(そして時々)仕事したりしてる今日この頃も、何かとても平凡なんだけど平穏で愛おしい日々なんだなあと思っちゃうよ。 ここでの生活が一生続くならそんな人生もありだな、なんてふと思ったりもするけど、現実にはそういうわけにいかず。ともすれば平凡と思っちゃう今の日々も、長い人生から見たらおそらくかけがえのなく特別な時間なのだ。 私は来年の6月に帰国することになってる。時が経って振り返れば、偉大なる平凡な日々として今の日々を思い返すのでしょう。

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2014年11月11日

ついに「あまロス」になってしまった

昨年ブラジルに来て以来、1日1本映画を見ようと思って、実際それに近い生活は実現できていたのだけど、8月25日からのこの1ヵ月余り、何と、ただの1本も我が映画視聴リストが更新されることはなかった。 そう。原因は言うまでもなく、我が動画視聴タイムがすべて『あまちゃん』に浸食されていたためである!!何と恐るべき破壊力であろうか。 全156話、約40日で。 なんせこの1ヵ月余り、耳からインプットする日本語のたぶん9割は『あまちゃん』経由だったんで、今日本語喋ったら普通に東北弁が口をついて出てくるであろう。気分はもう完全に北三陸の住人である。 今も頭の中で『潮騒のメモリー』が鳴っている(笑) 最初のうちは面白すぎて、時間があれば1日に2時間とか3時間とかずいずい見てたのだけど、途中から終わってしまうのがもったいなくて、終わってもないうちからからあまロス症候群に恐怖し、最後のほうなんて1日2話とか3話とか自制しつつ、ちびりちびり嘗めるように見てしまったよ。 でも視聴記録を見る限り、この間『あまちゃん』を全く見なかった日、というのは一日もなかった。 忙しい忙しいとエラソーなこと言ってる割に、実はヒマなんだなおれって(笑) 何てったって(ていうか大抵の人が思うだろうけど)、主演の天野アキこと能年玲奈ちゃんが魅力的すぎるぞ。特に、前半で種市先輩に振られたときの発狂ぶりとか(笑) 腹かかえてわろたわ。 が、そんな魅力的なアキちゃんも、もともとは「地味で暗くて、向上心も協調性も個性も華も無いパッとしない」という設定。他にも、潮騒のメモリーズではキレイキャラのユイちゃんに対して、「訛ってるほう」よばわりだし、「国民投票」でも46人中42位だという。 いやいやいや、それはありえんやろ!!いくら地味で訛ってて猫背ガニ股でも、あんだけかわいくて誰がほっとくかいな!!! ってまあ、ドラマの設定上致し方ないのは重々承知なのであるが、現実にはありえんという点において、通常とは異なる文脈で『あまちゃん』というのは正しくファンタジーの世界の出来事なのである。 がしかし、ヒロインたちがこれでもかと魅力的に描かれている一方で、おれはオトコどもの扱いが不満だぞ!一体、種市先輩とアキは結局どうなったのだ!?(キスまでしちゃった以上、それ以上は朝の連ドラでは描けんのでしょうが) 他にも忠兵衛と夏、正宗と春子、大吉と春子、大吉と安部ちゃん、種市とユイ、ストーブと栗原、吉田と栗原…etc(あついでにストーブとアキもか)。ちょっと、扱いがなおざりすぎやしないか!!?? 特に正宗と春子なんて、最終的により戻したから救われたようなものの、2008年クリスマス離婚で正宗が北三陸をあとにする下りなんて、切なすぎておれはまともに見てられんかったぞ。。。 でもまあ、こんなことうだうだ言って感情移入してる時点でクドカン氏の術中に完全にハマっちゃってるってことなんでしょうか。 どうでもいいけど、大吉の若かりし頃を演じた東出昌大さんが、博多大吉にしか見えません。 あそうかだから大吉っていうのか!!!!(ほんまか?) あと大吉も吉田も、勤務時間中に制服姿でリアス入り浸りすぎやろ(笑) ついでに、あの駅には他に駅員いないのか!?? 随所に出てくる小ネタも存分に楽しませていただきました。 80年代前半といえば、私が赤ん坊から幼稚園にかけての頃なので、全部リアルタイムで知ってるわけではないんだけど、それでもおぼろげな記憶とリンクする部分もあり、その時代を何となく思い出してしまったよ。 この『あまちゃん』へのオマージュ、というわけではないのだけど、『あまちゃん』を見終え、1ヵ月半ぶり見る映画に選んだのは、リベルダーヂで大量に仕入れたDVDコレクションの中から、昨日は『時をかける少女』、そして今日は『セーラー服と機関銃』。 いずれも80年代前半の名作、そして前者には尾美としのり、後者には薬師丸ひろ子が。 どちらも『あまちゃん』で重要な役割を演じた。 二人とも若い!!   

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2014年10月7日

第5回 日本の夕べ(Noite Japonesa)

9月27日、第5回日本の夕べ(5a Noite Japonesa @Bingool, Porto Velho)。 当欄のささやかなポリシーの一つとして、 いかにもリア充してます感満載の写真たちは、ちょっとみっともないんでこれまで載せないでいたんだけど、いやー、これはほんと面白かったなー。 ほんと面白かったよ。 その分準備も後片付けも大変だったけど。 というわけで、この度ポリシー破って載せちゃうのである。 この日1000枚くらい撮った。 終盤、満員の客も引けて閉会間際の三連写。 といってもこれは自分が撮ったわけじゃなく撮ってもらったのだけど。 うーん、我ながらはしゃいどんな(笑) Photos:Seja bem-vindo, Minowa san! 昨日10月2日はここポルトヴェーリョのCentenário(100周年!)でした。 なんと記念すべき日。 野球して、『あまちゃん』観て過ごしました。 明後日10月5日はブラジルの大統領選があります。 現職ジウマに対抗するのは、アクレ州出身のマリナさんという人。 アクレ州というのは、私の住むロンドニア州からさらにも1コ西隣の、アマゾンの中でも一番の奥地にあって、ちっちゃくて地味ーーーな州。 サンパウロとか沿岸部に住んでるようなブラジル人の一般的な感覚からすると、辺境のさらに最果て、森と川以外に何があんのってくらいのイメージだと思う。 関係ない外野の立場からすると、同郷(?)として親近感が湧いてくるわけで、もうそれだけで応援したい気分になります。 こうして、あわただしく日々が過ぎていきます。

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2014年10月3日

ストロボ・エッジ

なんとあの『ストロボ・エッジ』が映画化されるらしいな!! まあこんな名作、昨今の映画界の流れからして、いずれそうなるだろうとは思っていたが。 社会人になった私を、再び深遠なる少女マンガの世界に引きずり込んだのが何あろう『ストロボ・エッジ』だったのだ。 そのキュンキュン度たるや、まさに空前絶後のレベルといえよう(笑) しかも主演は奇しくも今私がドハマリしてる『あまちゃん』で共演した、福士蒼汰&有村架純と言うではないか!これは待ち遠しいぞ。 原作の雰囲気を失わず、いい作品に仕上げてほしいですね。

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2014年9月11日

お祭りの日々

ここのところイベントづいている。 8月30日に盆踊りがあって、 Photos:BON-ODORI 9月5日にマラクジャ祭りなる地元のイベントがあって、 Photos:Arraial Flor do Maracujá んで9月13日・14日には街で唯一の巨大ショッピングモールにてFeira Japonesa(日本祭り)、次いで9月27日には大会場を借り切ってNoite Japonesa(日本の夕べ)なるイベントをぶっぱなす。らしい。 うち、マラクジャ祭りはお客さんとして見てるだけでいいから楽だったんだけどさ、それ以外はこちらが主催なので大変よ。恒常的な人員不足の折り、(一部の)皆さんすごいテンションだな。 もちろんやるからには全力で満喫しますけど。 ところで常にネット環境の悪い私、この前サンパウロへ行ったとき、例によってリベルダージで暇つぶし用の映画DVD大量に購入したんだけど、ついでに『あまちゃん』も全巻手に入れたのだ。 そういや日本出国するとき話題になってたよな、と思いつつ。 で、先月下旬から見始めたのだけど、 や ば い。面白すぎるぞ!!! もう、止まりまへん。 キリがないので、休みの日であってもマックス3時間(つまりは2週間・12話分)までと自制してる。 それでも今月中には見終わってしまうだろう。 まだ前半のうちから、早くも「あまロス」に恐怖する今日この頃。 あまちゃんロス症候群から立ち直るための7つの方法 ではごきげんよう。私はまた北三陸の世界へ戻ります。

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2014年9月8日

楽しみになってきた

ブラジル来て1年ちょい。帰国まで1年足らず。 ポルトガル語だけじゃ物足りないんで、どうせならこっちいる間にスペイン語もついでにマスターしようと思ってたのだ。似てるとこ多いし。 ここポルトヴェーリョでスクールでも行こかなとか、出稼ぎ来てるボリビア人に家庭教師してもらおかなとか考えたんだけど、ネット探したら教材いくらでも転がってるではないか。 中でもこれは使える! これが全部タダだなんて、社長サン太っ腹。 動画ゆえに、うちのネット環境じゃ常に快適に視聴できるわけじゃないのが玉に瑕なんだけど、教科書もノートも何も要らないのがいいですね。 パッと見たところ接続法には触れられてないので中級以降は他で補完するとしても、あとは単語2000くらい丸暗記して現地で喋り倒せばまあ楽勝であろう。 年末年始の休みにはペルーやパラグアイ行くつもりだしな。 ますます楽しみになってきた。 【追記】悲報!2017年確認したらサービス終了してました(ToT)

Diary

2014年8月21日

たらちね

かつて一番初めに覚えた『たらちね』(柳家喬太郎)、そして『牛ほめ』(柳亭市馬)。 なるほどお。今は亡き志ん朝に次いで尊敬する喬太郎師匠は、この前座噺をこう演じるのか。 勉強なるなあ。 https://www.youtube.com/watch?v=mHTHi83UNa4&feature=emb_logo

Rakugo

2014年8月6日

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