『Nのために』にハマる

『Nのために』なるドラマを見たぞ。

全10話、3日間で。
1月にサンパウロ行ったとき大量の映画DVDとともに、この連ドラも大人買いしていたのである。にしても2014年10月~12月までのドラマで、翌1月にはもうDVDがコンプリートされてるなんて、大した機動力だな。Amazon調べてみたら、オフィシャルのDVDが発売されてたのはつい先日の3月25日だったのに。

おそるべしリベルダーヂ。

連ドラを通して見たのは昨年の『あまちゃん以来だ。
友人Sに勧められ買ってはみたものの、ほんまにおもろいんかいや、と半信半疑だったのだが、いい意味で期待を裏切られてしまったぞ。見事に「Nロス」になってしまった。

現実的には無茶やなって設定とか展開もあるにはある。
例えば。

  • N作戦ってのが出てくるんだけど、野バラ荘ってボロアパートを救うために野口夫妻とお近づきになるってのが最初。んで旦那の野口貴弘から嫁の奈央子を奪い去るのがN作戦Ⅱ。このドラマの肝とも言えるこの2つの作戦が、いずれも杜撰すぎる。んなアホな!連発である(笑)
  • ドラマの冒頭で、希美(榮倉奈々)の親父(光石研)が愛人連れて来て、家族が豪邸追い出されるんだけど、そんな下世話なスキャンダル起こしときながら、それ以後も親父の会社が何事もなかったかのようにうまく回ってるのが不思議だ。少なくともドラマで描かれてるようなあんな小さな島のコミュニティであれば、あんなこと仕出かしたらもう噂が噂呼んで島中から白い目で見られ、まともにビジネスどころじゃなくなると思うのだが。特に信頼が必要な建築業だし。それともあの親父、よほど天才的なビジネスマンなのだろうか。
  • 大学で英文科だったはずの希美が、卒業後数年で、友人と一緒に設計事務所を立ち上げてるってのも不可解だ。しかもやたらいいとこ住んでるし、それなりに稼いでたであろうことも窺える。そんな優秀だっけ希美って。少なくとも高校時代の彼女はそのように描かれていない。慎司にも将棋負けっぱなしだし。
  • 仮に百歩譲って努力の末に何とか事務所を立ち上げたのはいいとしても、理由も告げずにあっさりそこを辞めるのも不自然だ。一緒に起業した仲間ともなれば、ともすれば学生時代の友人たちより深くいろんな苦楽をともに味わったはずなのだ。ちょっとパートナーを舐めてやしないか!?身勝手すぎるぞ希美!
  • 後半から野口貴弘ことチュートリアル徳井の役柄が狂気じみてくるんだけど、彼の演技がチュートリアルの漫才ネタにしか見えません(笑) M1で優勝したのもあんな感じのテンションだったしな。いやむしろそれを見越しての抜擢だったのだろうか。

原作読んでないけど、小説ではそういうとこももうちょいナチュラルに描かれてるのかね。

それはともあれ、多少無理のある展開を、何とか最小限に抑えようという脚本家の工夫は随所に見られたし、現在・大学時代・高校時代と3つの時間を頻繁に行き来しながら、徐々に徐々に謎を明かしてく手法も見事だと思った。これは10回の連ドラだからできることで、2時間尺の映画でやられたらせわしなく感じるだろうしな。まさに連ドラならではの醍醐味だ。

これで『あまちゃん』『Nのために』と見た連ドラ、続けて当たりだ。
これは私の選球眼が良いせいなのだろうか、それとも単に自分が無知なだけで、今日本の連ドラっておしなべてこんなレベル高いんだろうか。やりよる連ドラ。

いやー、にしても最後、奈央子(小西真奈美)が、自らを救出しようと(勘違い)していた西崎(小出恵介)に放った一言にはぶったまげましたね。
未見の方はぜひ。

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エンタク(Entak)

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