一徹よお願いだから永遠に

12月12日。年の瀬に今年最大の激震が私を襲った。
私がこよなく愛するラーメン屋「がんこ一徹」が来年1月で閉店すると言うではないか!

信じられない。

新井薬師に住んでた大学時代、この店のオープンから通い出してはや四半世紀。
ラーメンを愛する私の、その中でも不動の一番の味であり続けたこの店がなくなってしまうなんて。
とてつもない喪失感に囚われている。

一日に同じラーメンを昼と夜の二度食いに行ったことがあるのは、いかにラーメン好きの私と言えどこの店だけである(笑)
10年以上前からすでに10年以上偏愛し続けていることを熱弁している)

ジロリアンでもある私は今も週に1度の二郎詣で(インスパイア系含む)を欠かさない。
そういえば昨日半日ドック帰りに食った豚麺(@飯田橋大勝軒では、直前に飲んだバリウムと相俟ってしばらくお腹が妙な具合であった。

他にも好きなラーメンは山ほどある。
家近の名店としおかしかり、三ん寅しかり
今年はサーモンnoodle3.0なるユニークな店も近くにできた。

それでも一徹の地位が揺らぐことはない。常にここに戻って来てしまう。
今や他のラーメンを食すときの物差し的な存在であり、まさに我が偏愛する至高の一杯なのである。

大学を卒業して東京を離れたときも。
長期海外にいたときも。
この一杯が私の大きな支えなのであった。

何が好き、と聞かれたら、焼肉とか寿司とか普通名詞で答えられるもの以外で、
あくまで固有名詞に限るのであれば、私がこの世で最も偏愛する食べ物は、
がんこ一徹のチャーシュー麺と、あるでん亭ファンタジア、この2品を置いて他にない。
もはや私のアイデンティティの一部を形成している。

店主のお兄さん、開店当時はまだ20代と思しき青年であったが、今やコック帽から垣間見える髪には白髪も目立つ。三児の父でもある。
しかしその溌剌とした風貌と愛想の良さは常に変わらない。

この店の近くに、これまた学生時代から通ってる歯医者さんがあって、3ヵ月に一回歯のクリーニングをしてもらってるのだけど、その帰りにがんこ一徹に寄るのがもう何年もルーティンになってる。
というか、定期的にがんこ一徹に通うために、家から近いわけでもない歯医者に予約を入れ続けているというのが正確なところだ。

次の歯医者は2月なので、それではもう間に合わない。
先週、中野でのタイトな用事にかこつけて大慌てで駆け込んだ。相変わらず美味し。

駅前の開発に伴う立ち退きとのことで、話は結構前からあったのだろう。
が、閉店後のことは全く未定、再開するかどうかも分からないとのこと。

そんなこと言わないで。
いつまでも待っている。


ホリさん、今こそ立ち上がってくれ(笑)

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えんたく(Entak)

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