時代劇、我が愛。その1

前回前々回に続き、これまたごく稀にネットの調子のいいときがあって、動画漁ってたらあまりの懐かしさに思わず悶絶しちゃったという話。勝手にセンチメンタルシリーズw

時代劇、我が愛

今更だけど、私は時代劇が大好きだった。
一週間は月曜の水戸黄門大岡越前に始まり、火曜以降は里見浩太朗の江戸日記シリーズ必殺仕事人鬼平犯科帳銭形平次等々。で、土曜の締めはもちろん松平健の暴れん坊将軍だ。
それに不定期にある特番(忠臣蔵とかテレ東正月の12時間ものとか)や、往年の再放送を含めると、小学校の頃なんてほぼ毎日何かしらの時代劇を見ていたのではないだろうか。
単純というか何というか、最後に訪れる毎度おなじみのチャンバラシーンに、飽きることなく胸躍らせていたものだ。
家の近くの雑木林から手頃な枝を切って、テープ巻き付けたり細工したりして木剣に仕立て、友達とマジで剣豪気分で斬り合いしてたのは恥ずかしい思い出である(笑)

というわけで、膨大な我が記憶の時代劇ライブラリーの中から勝手にベスト3を発表しようと思う。

第3位『遠山の金さん(松方弘樹版)』

まずは金さんでしょ。
まさに時代劇の王道。私これ、あまりにハマり過ぎて小4だか小5だかのクラスの学芸会で、自分で脚本書いて役者集めて劇作った記憶あるよ。もちろん遠山金四郎は自分。で親友が悪役の商人。エセタトゥーして悪役を裁きまくるという傍迷惑かつ自己満足極まりない企画である(笑)

親の世代だと片岡千恵蔵とか杉良太郎とかいろいろあるらしいんだけど、私の世代では松方弘樹なのである。エンディングテーマも渋い!

 

第2位『翔んでる!平賀源内』

Wikipedia見たらたった20回だったんだな。水戸黄門や大岡越前にはさまれて、わずかな期間月曜のTBS8時枠にて放送。一般的な知名度もあまりないであろう。
でも私、これ大好きでした。西田敏行の飄々とした感じ。いかにも勧善懲悪って感じの他の時代劇とは異なるユニークな試みだったんじゃないでしょうか。今は亡き松山英太郎とか、懐かしすぎる。

これまた音楽も良かった。動画探してもなかったけど。西田敏行が「笑って生きるも人生~、泣いても人生さ~、それなら愉快に暮らそう、楽しい夢を見て~♪」と唄うのだ確か。
どっかにないでしょうか。

栄えある第1位『三匹が斬る!』

これはもう文句なしなのである。ていうか、ここまでのうだうだはこれを紹介したかったがための前フリと言ってもいい。
殿様(高橋英樹)、千石(役所広司)、たこ(春風亭小朝)の主人公三人が好き勝手に旅しながらも、行く先々で問題を解決しちゃうという話。三人三様の魅力溢れるキャラ設定。まさに一度で三粒美味しい史上最高の時代劇なのである!
いまや映画スターとしての地位を確固たるものとした役所広司も、私にとっては役所広司といえば永遠に千石だ。千石、カッコ良すぎるぞ。
いまや落語界の重鎮である春風亭小朝師匠も、私にとっては永遠のたこなのである。
(あ、でも高橋英樹は、いまや殿様というより高橋真麻のパパ、というイメージに変わっちゃったけど・笑)

小林亜星によるオープニングテーマも劇中テーマもエンディングテーマも素晴らしすぎる。エピローグでの芥川隆行の名調子ナレーションもハマりすぎ。そしてそれを超絶見事にまとめた神動画があったのでここに紹介する。UP主は神である。

三匹が斬るOPてつをED

当時はこのエンディングテーマがかかるたびに、ああもうこの至福の時間が終わってしまうのか、と子供心にとても寂しかったことを覚えている。

ついでに見つけたこの動画も。
「三匹が斬る」のOPとEDをベースで弾いてみた
この選曲センス、たまらん。腹抱えてわろた。

あ、あと全然関係ないけど小林亜星といえば、わくわく動物ランドも忘れ難いですね。

それではまた。

関連記事

  1. ついに「あまロス」になってしまった

  2. 幕末太陽傳

  3. 劇場

  4. 他人と一緒に住むという事

  5. ストロボ・エッジ

  6. 闇の一日

  7. 『Nのために』にハマる

  8. Passage of Life

  9. Ciúnas (Silence)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Author

えんたく(Entak)

PAGE TOP