未来をつくる言葉

前職時代RISTEXのシンポに参加した際、登壇されているのを一度見たことがある。 この本はすごいな。目次にすら到達する前の、最初の数ページですでにシビレる。 美しい文章!

Book

2020年9月7日

チョンキンマンションのボスは知っている

巣ごもり中につき、大学院同期の出世頭の最新作(去年のだけど)読む。 さすが。めちゃおもろい。ハズレなし。 開かれた互酬性が基盤にあれば、あとは「ついで」「適当」「おこぼれ」で何だかんだ上手くいくのよね。 タンザニアの零細商人たちも香港のタンザニア人たちもみな、「人生は旅だ(maisha ni safari)」と語る。旅だと聞くと、旅の終わりが気になる。(中略)だが、日々の営み自体に実現すべき楽しみが埋め込まれていれば、一生を旅したまま終えても、本当はかまわないのだ。 …読ませるなあ。

Book

2020年4月18日

ハワイより閉店のお知らせ

Messages from Hermès, L'Occitane, TUMI, Balenciaga, Gucci, Chanel, Bottega Veneta, Cartier, UNIQLO and Disney (ToT)

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2020年3月18日

Hawaii

こんなときに人生初ハワイ。まあ前々から外せない用件があったのでね。 何より花粉症が止んだのが至福!

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2020年3月15日

蜜蜂と遠雷

何年も積読状態のままで結局先に映画を見てしまった。 幻想の世界と分かりつつも、、、年とると涙もろくなってあかんワ。うるうるうる。 東京でも今や日比谷シャンテのみ、1/30(木)までです。 蜜蜂と遠雷

BookMovie

2020年1月27日

多聞寺

1月5日恒例、多聞寺の追儺式(鬼追い)。この日に地元いるのが珍しくて、多分10年ぶりくらいに行った。 やっぱ行くとおもろい。

Diary

2020年1月6日

ヤンゴン再訪

3年ぶりのヤンゴンでサッカー友達と再会。 この国でポカリ売りまくって今や大塚製薬ミャンマーの社長。話聞くにほんま勉強なる。 確か同い年。やるなあ! Photos:201912_Myanmar

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2019年12月29日

第10回東アジア市民社会フォーラム(East Asia Civil Society Forum)

日、韓、中と毎年開催地持ち回りで行っているこのフォーラム、今回で4巡目の第10回を迎えました。私は前職時代に実行委員として携わっていたのですが、人手不足につき退職した今も手弁当でご奉公中。社会と公益セクターへの私なりの御恩の還元活動であります。 【追記】 Report:第10回東アジア市民社会フォーラム「長寿社会と市民社会組織」

News

2019年10月29日

居るのはつらいよ

前々作『野の医者は笑う』は前職T財団の助成を得て実施した研究の成果であって、オマケで我が元同僚たちのことも活写されていたのだけど、今作は当時の著者の本業をめぐる日常の物語である(でも1ヵ所だけ重要なポイントで財団の出来事とも交差する)。 仮想の登場人物と饒舌なレトリックが織り交ぜられているが、今作もめちゃ示唆に富む内容。 デイケアはコミュニティだ。しかも、究極のコミュニティだ。というのも、それは「いる」ために「いる」ことを目指すコミュニティであり、コミュニティであるためにコミュニティであろうとするコミュニティだからだ。(p.220) 絵描きの価値を、ゴールを決めた数で判断してはならない。ミダス王は黄金が欲しくて娘に触れてはいけない。同じように、「ただ、いる、だけ」の市場価値を求めてはいけない。(p.322) ぐるぐると回っているときには、価値を持っていた「ただ、いる、だけ」は切れ切れになると、決定的に無価値なものになってしまう。それらは文脈を失うと、グロテスクなまでに無意味なものに見えてしまう。こうして居場所は失われる。だって、無意味に見えるものこそが、生きづらい僕らの隠れ家として機能していたからだ。そこに自由があったからだ。(p.329) ケアする人がケアすることを続けるために、ニヒリズムに抗して「ただ、いる、だけ」を守るために、それは語られ続けないといけない。そうやって語られた言葉が、ケアを擁護する。それは彼らの居場所を支えるし、まわりまわって僕らの居場所を守る。(p.338) どこも同じ、「会計の声」とのたたかい(笑) にしてもこの医学書院「ケアをひらく」シリーズは名作揃いだなあ。編集者の本気を感じる。

Book

2019年9月9日

陽だまりの樹

大学の図書館に揃ってたので、全巻借りて20年ぶりくらいに読み返したのだが、再読にもかかわらず、ここしばらく見たり読んだりした全ての作品の中でも一番響いたぞ。偉大すぎでしょ手塚治虫先生。 伊武谷万二郎の最期と、ラストの1コマだけで何杯でもいける!

Book

2019年8月26日

バルパライソの長い坂をくだる話

会場はゲーテ、だけど全編スペイン語、かつほぼ一人語り、にして岸田賞受賞。 観客席には屋台やバーカウンターや船の甲板や二段ベッドまであって座ってよし寝転んでよし。 こりゃあたまげた空間。

Diary

2019年8月22日

您好

私が国際餃子連盟FIGA(Fédération Internationale de Gyoza Association)理事であることを知ってか知らずか、職場の暑気払いも餃子でありました。 この店、私は初めてでしたが、絶妙な餡の配合と厚めの皮は旨味を逃さない。焼のみならず、普段見過ごされがちであった水餃子の概念を覆す逸品であるといえるでしょう。 新宿と笹塚に挟まれて気づきませんでしたが、侮れじ幡ヶ谷!!

Diary

2019年7月19日

ある日本の絵描き少年

一昨日のワークショップに参加されてた方の関係者(パートナー?)が制作された作品ということで紹介されて見てみたら、これがもう素晴らしくて眠気が一気に吹っ飛んだ。 約20分です。ぜひ。 (2020.5動画リンク修正)

Movie

2019年7月16日

長津邸

アジア・アフリカ地域研究の諸先達がたと。 つい数ヵ月前まで毎月のようにアジア各国を飛び回ってたのがはや遠い昔のようです。 でも、彼らとの対話はいつも新たなる知的刺激を与えてくれます。またかの地でご一緒できることを願っています。 今宵はラオ料理と気仙沼の海鮮と沖縄の酒が美味しゅうございましたm(__)m

Diary

2019年6月29日

海辺のカフカ

同僚諸氏があまりに激賞するので、仕事を中抜けして観劇。 普段行く芝居とは規模もお値段も文字通りケタが一つ違う感じでしたが、美しく静謐な空間でした。 事前に原作を再読して行ったのですが、相当忠実に再現されてる印象でしたね。それを可能とした舞台美術の妙。アクリルケースを利用した装置のモジュール化。この手があったか!と。 あと特に、ナカタさん演じた役者さんが、ワタクシ的には原作のイメージそのまんま(笑) 舞台『海辺のカフカ』@TBS赤坂ACTシアター

Diary

2019年6月6日

Camino de Santiago / サンティアゴ巡礼

カミーノ https://camino-frances.tumblr.com/ 2019年2月から3月、32日間にわたって行ったサンティアゴ巡礼(フランス人の道)の記録。 アルバムのリンクを順番にご覧いただければ、2019年冬のカミーノのおおよその道程が、家にいながらにして追体験できてしまいます(そんなヒマな人あんまいないでしょうが)。 重量の関係から今回一眼レフは携行しておらず、ほぼ全ての写真はコンデジ(Sony RX100)で撮られています。ただし、最後の「Etcetera」部分のみ、コンデジ充電中などにサブであるスマホ(Huawei Mate 10)で撮られたものです(一部順不同)。また、分量も多いので事後の加工は一切しておりません。写真のクオリティも玉石混淆です。 巡礼の行程は下記のとおりです。 Day 0: Saint-Jean-Pied-de-Port Day 1: Saint-Jean-Pied-de-Port → Roncesvalles Day 2: Roncesvalles → Zubiri Day 3: Zubiri → Pamplona Day 4: Pamplona → Puente la Reina Day 5: Puente la Reina → Estella Day 6: Estella → Torres del Río Day 7: Torres del Río → Logroño Day 8: Logroño → Nájera Day 9: Nájera → Grañón Day 10: Grañón → Belorado Day 11: Belorado → Agés Day 12: Agés → Burgos Day 13: Burgos → Hontanas Day 14: Hontanas → Boadilla del Camino Day 15: Boadilla del Camino → Carrión de los Condes Day 16: Carrión de los Condes → Terradillos de los Templarios Day 17: Terradillos de los Templarios → Bercianos del Real Camino (rain) Day 18: Bercianos del Real Camino → Mansilla de las Mulas Day 19: Mansilla de las Mulas → León Day 20: León → San Martín del Camino Day 21: San Martín del Camino → Astorga Day 22: Astorga → Foncebadón Day 23: Foncebadón → Ponferrada Day 24: Ponferrada → Trabadelo Day 25: Trabadelo → O Cebreiro Day 26: O Cebreiro → Triacastela Day 27: Triacastela → Sarria Day 28: Sarria → Gonzar (occasional rain) Day 29: Gonzar → Casanova Day 30: Casanova → Arzúa (occasional rain) Day 31: Arzúa → Monte do Gozo Day 32: Monte do Gozo → Santiago de Compostela Extra Day: Muxía, Fisterra Etcetera では ¡Buen Camino!

JourneyPhotoWorks

2019年5月6日

野の医者は笑う

トヨタ財団で助成した研究プロジェクトの成果の一つ。 臨床心理学をバックグラウンドとする著者が、沖縄に数多棲息する「野の医者」との対話を通して、「心の治療とは何か」という問題に鋭く切り込むアカデコミカル・ノンフィクション(自称)。 宗教→精神世界→スピリチュアル→セラピー→マーケティングという治療のトレンドの変遷が、この20年の日本社会の変化を反映したものであることを示しつつ、「心の治療とは、クライエントをそれぞれの治療法の価値観へと巻き込んでいく営みである」と看破する。実にスリリングな試みでした。 そしてもう一つ、本書にはトヨタ財団プログラムオフィサー(つまりは我が同僚)が実名で登場するのである! このプロジェクト実施期間、私はまんま国外滞在中であったためあいにく接点はなかったのだが、当時の担当者であるKaga氏とOba氏とのやり取りが克明に記されている。自他ともに認めるマニアックな職掌であるプログラムオフィサーという人種の仕事ぶりの一端が、当事者ではなく、外部からの視点で(断片的であれ)描かれたという点においても稀有な書といえるのではないだろうか。

Book

2019年2月4日

橋を架ける者たち

積ん読中だった本たちをずいずい読み進めている。 ずーっと前に友人から勧められてたこの本も良かった。 やはりフットボールは偉大だ。CONIFAの試みも素晴らしいな。 木村元彦さんの筆は今作も冴えている。

BookFootball

2019年1月3日

アチェより

Merry Christmas from the beach. Photos:Banda Aceh, December 2018

JourneyPhoto

2018年12月28日

ザ・ファブル

こちらの最新刊も期待を超える面白さでした。 急展開を見せるシリアスな本筋のストーリーに加え、作者自身も悪ノリしてるとしか思えないヨウコvs天才登山家ペ・ダイヨチャのくだりとのコントラストとか最高。楽しませてくれるなあ。

Book

2018年12月13日

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