Hakodate, November 2018
函館といえば、幕末から明治にかけての日本史の重要な舞台であると同時に、私には江川達也先生の『東京大学物語』高校時代編のいくつかの美しいシーンが思い出されます。 Photos:Hakodate, November 2018
2018年11月18日
大奥
最新刊も読ませるわ~ よしなが先生の創造力に震えますね。今から次巻が楽しみです。
2018年11月15日
ラッキーギョウザ
先日ピロリ菌感染の疑いありということで胃の内視鏡検査を受けたのをきっかけに、今日は大腸の内視鏡検査を受けてみました。 検査そのものよりも厄介なのは事前の準備です。2日前から節食を心掛けるとともに薬を服用し、当日朝は腸管洗浄のため微妙な味の下剤2リットルを時間かけてひたすら飲み続けます。午前の会議中も含め、トイレに駆け込みピーピーピーとなること十数度。最後のほうに出るのは半透明な液体のみです(尾籠な話ですみません)。 いざクリニックに行ってベッドに横たわり緊張しつつ構えていると、名前を呼ばれたのでいよいよ始まるのかと思いきや、お医者様が「終わりました。お疲れさまでした」と。麻酔で完全に意識が飛んでたようで、ビビッていた痛みを微塵も感じる間もなく、気づいたときには検査終了。覚えてる限りこれまでまともに全身に効く麻酔というものをしたことがなかったので(親知らずの抜歯など局所的なものを除く)、その威力に心底慄きましたね。 結果は特に異常なしということで、この数日間の摂生の慰労を兼ね、夕食は家から徒歩3分のところにできた「ラッキーギョウザ」へ。 来週いっぱいくらいはサービス期間中ということで価格も割引中。新しすぎてまだ食べログのページすらなし。 これが世界初投稿か!!??(と思ったらそうでもなかった笑) 【追記】 食べログページできてました。
2018年11月6日
幕末太陽傳
昭和32年の超名作「幕末太陽傳」の復習に始まり、MCの寒空はだかさんと春風亭一之輔師匠のうだうだトーク、休憩挟んで師匠によるボーナス小噺「徳ちゃん」(初見!)、締めはお待ちかね「五人廻し」。 帰りに俳優座すぐ隣のAFURI寄って、いやー週明け早々気分がよい。 映画と落語がマッチして、素晴らしい企画ですね。
2018年10月29日
農山村における地域創生と市民社会組織
実行委員として携わっている日中韓の東アジア市民社会フォーラム、今年の開催地は中国・無錫市の江南大学。キャンパス内にスタジアムや学生寮はもちろん、湖まで有する広大な総合大学であります。 ホテルで来訪歓迎を伝える日本語版の電光掲示板では、東アジア社会フォーラムと、絶妙に「市民」の文字が取り除かれています。さすが、名称からしてかの国ではセンシティブなトピックなわけです。 丸3日間Google(含Gmail)、Facebook、Twitter、LINEどれも使えず。ちょうどよいデジタルデトックスになりました。胃袋のデトックスには失敗(笑)
2018年10月28日
ランプンにて
インドネシア・ランプン州のマングローブにて。 視察だけの予定だったのに、躊躇なく下着姿になって、泥で全く身動きとれなくなりながらも嬉々として自ら植林を行う嘉田良平御大に本物のフィールドワーカーを見た。 この後の靴がどうとか着替えがどうとか考えちゃう私はまだまだ二流いや三流。 Photos:Lampung, Indonesia, September 2018 【追記】 インドネシアで国際ワークショップを開催しました Unila Gelar Seminar Internasional Trans-disciplinary Aprroach
2018年9月25日
ラーメンヘッズ
昨日ANA機内にて。 『孤独のグルメ』『笑点』『探偵!ナイトスクープ』といった、フライト中つい見ずにはおれない定番プログラムとともに、この映画見た。 やはりラーメンは偉大だ。熱い。こんなシンプルで豊穣で奥深いソウルフードを、その気になればいつでもどこでも食べられるのは素晴らしいことだ。それだけで日本に住む価値はある。 現在、故あって週3に制限している(されてる)のだが、作り手の誠意に応えるためにも、やっぱ毎日に戻してもいいかな(笑)
2018年9月18日
沖縄スパイ戦史
すごい映画をみてしまった。 重いなあ。知らないことばっか。
2018年9月15日
カツァリスLive
むさ苦しいおっさん二人して、行ってきました憧れのシプリアン・カツァリスLive!! 今回オール・フレンチというこだわりの編成。抒情性を湛えた前半(ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル等)、超絶技巧全開の後半(カルメン&動物の謝肉祭)、アンコールは日本とフランスに着想を得ての即興と、お値打ち感満載のプログラムでした。
2018年7月17日
五ヶ瀬
宮崎県は五ヶ瀬におります。 当初の予定では、今日高速バスで博多に戻り、明日朝一のフライトで東京に戻る予定だったのですが、大雨によるバス全運休のため、もう一日五ヶ瀬に泊まることになりました。 かくなる上は存分に五ヶ瀬ワインと温泉を堪能する所存なのでその点は結果オーライなのですが、予定していた今夜博多での大学院同期との呑み、明日昼新宿でのブラジル同窓会はキャンセルせざるを得ず、残念な限りです。 せめて明日18時からの青年団『日本文学盛衰史』(@吉祥寺)には間に合いたいのですが、さてどうなることでしょうか。 キャンセルも振り替えも効かないようなので、何としても予定通りバスも飛行機も動いてほしいところです。
2018年7月6日
理解から共感をもたらすものとは?
2018年1月フィリピン(バギオ)、2月タイ(バンコク)、3月日本(仙台) 対話と学びあいの記録。 Photos: Workshop #1, Baguio, January 2018 Workshop #2, Bangkok, February 2018 Report: (日) 理解から共感をもたらすものとは? (英) WHAT BRINGS US BEYOND UNDERSTANDING TO EMPATHY ? おまけ。カエル博士(現・東京大学名誉教授)にピンポンで圧勝。 [video width="1280" height="720" mp4="https://www.cafesawerigading.com/wp-content/uploads/2018/06/252490990_1023063245093355_6312426439054744177_n.mp4"][/video]
2018年6月8日
虫明悦生さん
大学院の尊敬すべき先輩であり、ラオスの在野研究者であり、ラオス人もびっくり卓越したケーン吹きでもある虫明悦生さんが一時帰国してて、家から徒歩5分のサロンで演奏会開催。てことで参戦。 昨年ヴィエンチャンで泊まらせてもらって以来、約半年ぶりの再会でしたが、まだダイエットの効果は持続中のようです。90kgから60kg…往時の彼を知る人にとっては、俄かに信じがたい変貌ぶりであります(笑)
2018年6月3日
柳家小三治一門会
同僚が行けなくなって、またまたタダでチケットゲットしてしまった。ありがたや~ ・平林 小はぜ ・安兵衛狐 福治 ・仲入り ・替わり目 三之助 ・まくら(おもに高畑勲監督のこと)、小言念仏 小三治
2018年5月15日
ゴルフボールと戯れる
学生時代以来久しぶりにやってみるも、それなりに覚えているものである!
「身体は(意外と)頭がいい」(©内田せんせい)
ということでしょうか。
2018年5月15日
パンチョ
パンチョの名言たち
2018年3月21日
モンテネグロの十戒
1.人間は疲れて生まれてくる。そして休むために生きているのだ。 2.自分自身のように自分の布団を愛せ 3.夜よく眠れるよう日中は休息すべし 4.働くな。仕事はあなたを死に追いやるのだ 5.休息している人を見たなら、助けを差し伸べなさい 6.できるだけ少なく働きなさい。もしできるなら他の人にやらせなさい 7.木陰は救いである。そこで休むものは未だかつて死んだことがない 8.労働はあなたを病いへと導く。若いうちに死んではいけない 9.もし突然に働きたいという願いが沸き起こったなら、まず座り、冷静になれ。そのうちその願いは消えるだろう 10.飲み、食べている人たちを見つけたなら、彼らに加わりなさい。働いている人を見たなら、すぐさま遠ざかりなさい。彼らを邪魔してはいけないのだ ソース:怠惰を極めた国モンテネグロの10の掟が日本人の常識を超えすぎている件
2018年3月20日
準喫茶カガモク
大学院の同窓にして、職場の同僚でもあった加賀道であります。 在職時、国内の各地域を飛び回るプログラムを担当していた彼女は、各地での小さな取り組みが社会を変えることを学んだという(そうだったのか)。その学びを自らも実践すべく、2年前にこけし作家である旦那さんと地元鳴子に戻り、ほぼセルフビルドで世にも稀なこけしカフェ「準喫茶カガモク」を昨年オープンさせたのでした。 そのくらしの様子は広報誌『JOINT』にて絶賛連載中w やたら自画自賛のカレー、ドーナツ、しそ巻ロールパンは、実際どれも美味でした(笑) 準喫茶 カガモク 【追記】 かわいいこけし雑貨が生まれる場所
2018年2月25日
「伝統の森」を継承していくために
JOINT 26号(2018年1月)より転載
https://www.toyotafound.or.jp/joint/data/joint26.pdf
2017年12月7日から10日にかけて、肌寒い東京を離れ、比較的過ごしやすい気候の沖縄・八重山諸島を巡りました。対象となるプロジェクトは、現在国際助成プログラムの枠組みで助成を行っている「山・川・里・海を繋ぐ日・韓・台の『伝統の森』文化の保全と絆」です。
「伝統の森」を守れ
東アジアでは、人々と関わりあいながら、畏敬の念が払われ、地域で大切に守り育てられてきた「伝統の森(杜)」の文化が広く存在します。多様な動植物の棲息地として生態的な価値はもちろん、祭祀や巡礼の場として、あるいはエコツーリズムや防災林としての役割など、それは人々にとっても重要な意味をもつものでした。近年そうした認識が薄れ、森の保全が困難になっているという問題意識から、日本・韓国・台湾の3か国において、研究者、樹木医、NPO、そして地域住民らが有機的に連携しながら生態調査を行い、具体的な解決策を提示・実行するとともに、映像や書籍といった成果物を通して森の持続的な保全に資することが本プロジェクトの目的です。
プロジェクト代表者の李春子さん(神戸女子大学)は、韓国と台湾の大学を卒業後、日本の大学院で「鎮守の杜」をテーマに学位を取得しました。専門的な知見を持ちながら、韓国語・中国語・日本語を流暢に駆使して調査を行う李さんは、まさにこのプロジェクトに打ってつけの人物といえるでしょう。この度、約20年にわたって活動を続けてきた彼女のいわば集大成として、本プロジェクトが「アジアの共通課題と相互交流」をテーマに掲げる2017年度国際助成プログラムに採択され、昨年11月から活動を行っています。今回の沖縄では、現地の森の調査やプロジェクトのキックオフシンポジウムを含む、盛りだくさんな活動が実施されたのでした。
自然への深い信仰の中に暮らす人々
ここ沖縄で、森と人々との関わりを考える際に最も重要なキーワードの一つが「御嶽(うたき)」です。御嶽とは沖縄において信仰の拠り所となる聖域の総称。各集落の樹木や森を祀ったもので、古来より豊作や無病息災を祈る祭礼の場として、あるいは儀礼を司る文化の発信地として大きな役割を果たしてきました。訪問した八重山地方では「おん」とも呼称され、石垣島だけで今も大小合わせて約100の御嶽があるといいます。形態としては入り口に鳥居、その先には拝殿があります。さらに奥にはイビと呼ばれる石積みで囲まれた空間があり、ここに神様が降臨すると考えられています。
祭礼などの神事を執り行うのは、それぞれの御嶽に存在する「司(つかさ)」と呼ばれる神職者。司になれるのは限られた血統で、かつ神から宣託を受けた女性に限られます(ただし後継者不足から、司不在の御嶽もある)。男性はそもそもイビには立入禁止で、竹富を案内していただいた亀井保信さんによると、万一その法を犯してしまったら男性の局部がパンパンに腫れてしまうのだとか。イビには通常簡素な香炉が置かれているものの、それ以外に「物」としての神体や偶像が一切ないのも大きな特徴で、木や森が茂る空間そのものに対する畏敬の念が見てとれます。
調査中、何名かの司の方にお会いする機会を得ましたが、「霊能者からあなたが司だと言われた。何も疑うことなく司になった」、「昨夜、木の神様の声がずっと聞こえた。涙が止まらなかった」といった超自然的な会話が当たり前のように島民たちと繰り広げられ、木々や自らを取り巻く自然への深い信仰の中に暮らす人々の姿に大きな感銘を受けたのでした。
南根腐病の実態
今回、日本・韓国・台湾のメンバーからなるプロジェクトチームは、石垣島・竹富島・西表島の八重山三島の約20の御嶽において、詳細な実態調査を実施しました。結果、そのうちすくなくとも5つの御嶽で、木々が「南根腐病(みなみねぐされびょう)」という深刻な病気に侵されている事実が判明しました。
南根腐病とは、症状としてはまず全株の黄化、次いで萎み、最終的には枯死してしまうというもので、突然の倒木により人や建築物等に被害を及ぼす危険性もあります。罹患した樹木には、黄色から茶色の菌糸面が表面に現れるのが特徴ですが、根部の菌糸面は泥と砂土が混ざっているので専門家でないとなかなか正確な診断ができません。また、放置しておけば根を介した隣木への直接的な感染のみならず、子実体の空気中への飛散により、広範囲にわたって被害が拡大し、集落の森全体が枯死し裸地化してしまう恐れもあります。
この病気は、1928年に台湾で初めて発見されたということもあり、その経験や対策にあたっては台湾に一日の長があります。今回台湾から来日しあプロジェクトメンバーの一人・傳春旭さん(行政院農業委員会林業試験所・研究員)は調査の後、石垣で開催されたシンポジウムで約100名の参加者に向けて、御嶽の具体的な罹患状況を解説しながら、汚染した土壌の除去、燻蒸消毒、貴重な老樹に対しては外科的な治療といった早急な対応の必要性を訴えたのでした。
小さな積み重ねから大きなうねりへ
期間中、本プロジェクトの調査のことが、三度にわたって地元紙(八重山毎日新聞)の紙面を飾りました。その記事を見てシンポジウムに駆け付けたという方も多数おり、この問題の所在は、確実に八重山の地域住民の方々へと認知されることになりました。
また、竹富島で行われた意見交換会には、島民の約10分の1にあたる30名超の方が参加し、熱心に議論が行われました。結果、島民自らの発議により、年に2回の祭りの際に、木に巻き付いて被害を及ぼす葛を島民皆で取り除こう、ということがその場で合意されたのでした。葛を取り除くということ自体は竹富の中でのほんの小さな行為ですが、こうした小さな具体的成果を着実に積み重ねていくことが、やがて大きなうねりになっていくのでしょう。島民たちの熱気にあふれた議論と、自分たちの島を守りたいという主体的な意思を目の当たりにして、私も思わず胸が熱くなりました。
シンポジウムや意見交換会に加え、今回の調査結果は、石垣市役所の担当部長にも直接報告を行っています。報告を受け、今後行政がどのような対応を行うかということについては、今回地元紙に記事を発信しつづけてくれた記者が引き続き取材を行うことになっています。研究者や専門家といった、限られた少数の人だけで地域を動かすことはできません。当然、真の当事者である地域住民や行政の参画や協働が不可欠なわけですが、その意味で今回の訪問は実りあるものになったといえるのではないでしょうか。確かな手応えをプロジェクトメンバーも感じているようでした。
補いあい、議論を深め、学びあう
地域課題を解決するにあたって、「ヨソ者」の存在の重要性はつとに指摘されることです。地域の側から見ると、出身地も拠って立つバックグラウンドも異なる李さんらプロジェクトメンバーは紛れもない「ヨソ者」なわけですが、その力が効果的に発揮されることが、プロジェクト成功の鍵となります。本プロジェクトでは今後、同様の活動を台湾・韓国でも実施予定です。パズルのピースがぴたっとはまるように、お互いにとって足りない部分は補い、強みは十全に活かすことで、国際助成プログラムのめざす双方向的な学びのサイクルが生まれ、それおぞれの地域で変革が促されることを期待しています。
印象的なシーンがありました。御嶽の調査中、木の表面にシロアリの痕跡をメンバーが見つけたときのこと。前述の台湾出身・傳さんは、このまま放置しておくと木が枯れる、早急に駆除すべし、との見解を示しました。それに真っ向から異を唱えたのが、日本からのプロジェクトメンバーで普段は温厚な樹木医・森陽一さんでした。曰く「自分がそれを征服できる技術を持っているからといって全ての状況でそれを使おうとするのは人間の驕り。この程度の喰い跡なら何の問題もない。シロアリにはシロアリの、森の中で分解者としてのれっきとした役割がある。そんなものは適度に放っておくのがよい。何でもかんでも排除して解決しようとするのは誤りだ」と。素人ながら個人的には森さんの考えに大いに共感してしまうのですが、このような状況で必ずしも単一の確立された正解があるわけではありません。各地域の事情はもちろん、互いの国の文化観、宗教観、個人のバックグラウンドに左右されることも多いでしょう。
ただ、こうした状況に遭遇したときに黙ってやり過ごすのではなく、お互いの考えをぶつけ合いながら議論を深めていくことが、プロジェクトチームとしての成長となり、ひいてはプログラムが副題として掲げる「学びあいから共感へ」とつながっていくのでしょう。
最後に4日間という限られた時間で、石垣・竹富・西表の三島を行き来しながら、約20か所の御嶽調査に加え、3つのマングローブ調査、それらの調査結果を即時反映させて2度のシンポジウム、島民との意見交換会、そして急遽アポを取り付けて市役所に直談判と、朝早くから夜遅くまで精力的に活動を行うメンバーの皆さんに敬意を表するとともに、これから約2年間のプロジェクトに微力ながら伴走したいと思います。
2018年2月1日
新 移民時代
業務関連本。事例豊富。記者さんたちの面目躍如か。知識が大幅にアップデートできました。 現実と制度がいかに乖離しているかが改めてよく分かります(そもそも日本政府は「移民政策はとらない」と公言し、実質的にネグレクトしているわけですが)。 また、日本語教育や留学ビジネスの闇にも触れられており、元日本語教師としてはなかなか暗澹たる気分にさせられます。 一方で、地方ではそれぞれのニーズに合わせて興味深い試みがすでに始まっているようです。
2018年1月12日
身体知性
身体知性 医師が見つけた身体と感情の深いつながり 合気道の尊敬すべき先輩・佐藤友亮さんの著書。年末年始に読んだ何冊かの本の中でも出色でした。 分析的アプローチと統合的アプローチ、近道思考と内的感情、非中枢的身体と自動化。 「メタ認知」は「離見の見」、「自他境界壁の低減化」は「敵を想定しない主客の融合」。 普段何となくぼんやり考えていたことが、豊富な事例と的確な表現で説明されていて、膝を打つことしきり。初めて医師の本領を見ました(笑) -「『開かれた対話』に一番大切なことは?」「大騒ぎ!」 素晴らしい。 「複数の主体」の「複数の声」がポリフォニーを形成していることが、オープンダイアローグの要諦だそうだが、それは社会の関わりにとっても、そして一個の身体にとっても同様なのだ(と私は理解した)。 折に触れて読み返したいと思います。 【追記】 Facebookに流したところ、佐藤さんご本人から、文中で言及されているオープンダイアローグの映画を紹介してもらいました。YouTubeで見られるんだって! https://www.youtube.com/watch?v=_i5GmtdHKTM&feature=emb_title
2018年1月6日

